はい、私は色々な場で、自分の性格特性を紹介してきました。しかしそれは、「障害」というよりも、「とても生きて行き難さ、苦手なことには失敗しやすい、苦手なことからは逃げ出したい、興味も無い事は聴きたくない」特性だと思います。その特性を補うための、自分なりに効果的だった改善方法をご紹介させてもらっております。また、一方で、味野医院での診察場面で、患者さんから沢山学ばせていただいておりまして、欠点も少しずつは補修・発達しつつあると思います。(自分には甘い?!)
Q77のように、雇用・指導する立場の方が雇い入れた者の不出来さゆえにストレスを感じて、当院の患者さんになって来られる方もおられます。その中で教えていただいたことの受け売りになりますが「一般的な企業の雇用主が、求める人材の7条件」を紹介致します。
1)明るく、元気な挨拶ができる。
2)言われなくても、自分で考え、行動できる。
3)人が嫌がることでも、進んで取り組める。
4)常に、「どうしたらもっと良くできるか?」を考えている。
5)仕事の納期を、きちんと守ることができる。
6)ミスやクレームなどの報告を、すぐ、きちんと、人のせいにしないで、できる。
7)人が見ていなくても、手を抜かずに仕事ができる。
などです。
発達障害の気味のある人には、
5)の仕事の優先順位を付けて納期を守ることと
6)の報告・連絡・相談が苦手なことです。
私は、失敗を人のせいにしない努力をしていますが、「でも」「だって」と何か不可抗力だったかのように理由づけているかもしれません。反省反省。
もっと、スマホのスケジュール・メモリー機能や、タイマー機能を駆使し、周囲にも自分の予定を声掛けしておいて、支援をお願いしないといけません。
私は明るく、やや脳天気に仕事をさせていただいております。それでも、うっかりミスをおこしても笑ってごまかすところが有るのでこれは相手を怒らせてしまいます。
当院のスタッフには多岐に渡り、支えていただいています。仕事に沢山の支障が出るようならば、辞職、転職も考えねばなりませんでしたが、一応何とか適応しているため、「障害」と自分を診断していないわけです。