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ご相談にお答えします
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ご相談内容

保健師です。昨年は、妊婦さんに対して、産婦人科の先生と精神科の先生が連携することが必要と、診療報酬まで付けられましたが、1年で立ち消えてしまったように思います。訪問看護に回っている私たちにとっては、両診療科の連携を切に望むところです。どうお考えですか?

お答えします

まことにまことに。「妊産婦のメンタルヘルス」について大切なことは十二分にお国も分かっているのでしょうが、児童虐待の件数がうなぎのぼりで、保健師さんがそちらに手を取られておられるのかと思っておりました。産んだ子供を虐待するに至る前に、産む前からフォローしておく方が、早期発見早期治療で良いに決まっていますよね。しかし臨床をやっている者は、診療報酬の加算があるとかないとかには関係なく、必要なことで、自分の能力でできることはやってしまう者です。ええかっこではなくて、無理はできないけれど、です。
奇しくも今年2020年日本精神神経学会と日本産科婦人科学会の両学会が協働で「精神疾患を合併した、或いは合併の可能性のある妊産婦の診療ガイド:総論編」を発表しました。プレコンセプションケアと呼ばれています。“妊娠前からの健康管理が、次世代の健康状態および自身のその後の人生の健康状態を改善する”という考えに基づいているそうです。例えば、糖尿病合併の女性が、妊娠した後になってから糖尿病のコントロールを開始した場合と、妊娠以前からコントロールを開始している場合とでは、生まれた児に大きな奇形が生じる発生率は、妊娠後から開始した場合10.9%、妊娠前からコントロールしていた場合1.2%と、大きな差があるのだそうです。糖尿病とメンタルヘルスは同じではないかも知れませんが、やはり妊娠前にメンタルヘルスを整えることを基本にするべきだと思います。望まない妊娠はもってのほかでしょう。精神疾患があっても、できれば妊娠希望者、家族、治療者が話し合いをしながら、産婦人科医にコンサルトを受けつつ、良い妊娠・出産に向けて選択・決定をしたいです。そのためには、味野医院では産婦人科医への丁寧な情報提供と連携を致します。妊娠したからいきなり服薬を断ち切るなどの危険のないよう計画的な妊娠、計画的な薬剤の選択を致したいと考えております。
また逆に、産婦人科医が、精神疾患既往を確認したり、その前兆を確認した時には、スムーズに精神科医にコンサルトできるよう、私たち味野医院の医師たちはフットワークを良くしておきたいとも考えております。
残念ながら、新型コロナ感染症の渦中にある時は、そのフットワークが鈍り、初診の患者さんに時間をかけるゆとりが減少していることをお詫び申し上げます。
また以前Q&A.16でご紹介しましたエジンバラ産後うつ病自己評価票(EPDS)もご参照ください。

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