全く、そうできる方法があったら私が教えてほしいですよ。あの緊張のひどい時の汗、体の震え、声の出にくさ、心臓バクバク、顔面は真っ赤になって、ますます恥ずかしくなるではありませんか。辛いですよね。下手したら、お腹まで変になってきて・・・
しかし、ストレスは悪いものって言うだけではなく、適度のストレスがかかった時に出てくるストレスホルモン=交感神経系のガンバレホルモン=エンジンのアクセルのお蔭で、良い活躍(良いパフォーマンス)が出来るのです。血圧や脈拍は上昇し、瞳孔は開いてらんらんし、お腹や腎臓の働きは少し静まって、血流は頭と心臓に集合し顔面は赤くほてります。このストレスホルモンは瞬発力を発揮するものですので、緊張が長く緩まない=ストレスが溜まってくると、こんどは自動ブレーキが効いてきて身体を守ろうと自動調整がかかるのですが、持続するストレスに対抗しようと頑張るアクセルと、自然調整のブレーキとがせめぎ合いを起こすわけです。生き物は長く頑張り続けることができないように作られています。心臓も脳も破れますものね。“適度の息抜き、適度の気分転換”については、昔からある「自律訓練法」に加えて、今流行中の「マインドフルネス」があります。またお調べになってみてください。自分が今緊張しているな、という気付きをするだけで、自然に自動調整のブレーキが効きやすくなる、と言ったら信じられないでしょうか?ぜひ試みてください。「演説をする前に演者がテーブルのコップの水を一口飲む」動作を見てください。初めてのデートで、喫茶店のテーブルに向き合って、とりあえずコーヒーを飲む仕草・・・コロナ時代に入った現在、少し緊張してきたら、手洗いして、うがいして水を飲む行動も良いかもしれません。私は誰から習ったわけでもなく、2つの方法を持っています。外出先でお茶もいただけない場での緊張場面では、手指の親指と人差し指の間の水かき?部分を反対の指で痛いほど強くつまんで刺激するのです。痛ててて、と感じることが大切みたいです。もう一つは、仕事場で、仕事の合間に温かなコーヒーがぬるく冷え切ったのを、口に含んで、喉にある程度の時間飲み込まずにとどめ置いておきます、これが私のリラックス術です。この後の方法の欠陥は、突然入室してきたナースが驚きの知らせを持ち込んできた時、喉にとどまったコーヒーを思わず吹き出してしまうことがあることです!!(汚い落ちですみません)