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 TEL : 086-472-8877
 FAX : 086-472-1266
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ご相談にお答えします
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ご相談内容

  ヘルパーとして施設で働いています。中には男性患者さんを介助中に、いきなり手首をつかまれたり、腕をつねられたりして、さっとは逃げられない怖い体験をしたことがあります。まだそんなときは大勢の目が有るので、これも仕事のうちの「介護への抵抗」を受けていると受け止めています。しかしある日、施設のエレベーター内で、二人きりの時、信頼してきた上司から急に抱きつかれると言うショッキングなことが有りました。夫にも話せずにいました。自分に「心のすき(隙)」があるからだろうかと自問自答していました。何とか1ケ月は出勤していましたが、次第に胸が苦しくなってそのエレベーターを使うことが出来なくなり、不眠が続くようになり、仕事中、全く関係ない男性老人の少し大きな声にも、急にわっと涙が出て止まらなくなってきました。もう仕事を辞めたいのですが、まずはこの苦しみから脱出したいです。味野医院でこんな症状でも見て貰えるでしょうか?

お答えします

 PTSD(外傷後ストレス障害)と言えるようです。
「強姦されたわけでもなく、拉致されたわけでもなく、短時間のそのような些細なことで」と男性側は言うかもしれませんが、突然予期もしない時に、とんでもないことが降ってわいた時のショックは、大変であったと思います。超期間に渡ってしつこくストーカーされるストレスと、短時間の突然のストレス、どちらが大きなトラウマかどうかなどと論議することでは不要でしょう。何事も無かったかのように振る舞って出勤していても、女性としてのプライドは傷ついており、ストレス現場が、毎日活動する職場であってみれば、その心的外傷(トラウマ)を再び想起することが毎日でありましょう。毎日忘れる間もなく耐えがたい症状に襲われ、それを自分でコントロールできない苦しみは、よくわかります。受容的精神療法と、よく眠り、症状を軽減する薬物療法、休養などの治療を要すると思います。それでも突然フラッシュバック(追体験)してくる恐怖・不快症状にさいなまれながらの治療になります。一般的には、症状の波は変動しながらも消失していくまで、心を共に寄せて伴走する治療者が必要であると思います。味野医院は、そのような治療の出来る医療機関であろうと日々努力しているものです。

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