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こころの健康相談室
ご相談にお答えします
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ご相談内容

50歳の男性です。中小企業の中間管理職をしています。

部下の男性30歳のことです。入社してもう1年が来ますが、どんどん仕事を覚えるどころか、どんどん緊張しておびえるようになり、こっちが教えてあげているのに、私の目も見なくなってきました。時には顔を真っ赤にしてハーハーと息をしているので、これを過呼吸発作と言うんだなと思いました。これでは仕事にはなりそうもないと感じています。

「覚えられないのならメモを取れ。」といつも注意しているのに、メモ帳は持っていても書いていない風です。一度メモ帳を取り上げて書いている内容を見てみたところ、意味不明で聞き取れていないのだなと思いました。

私が叱りつけるせいで、部下が緊張してこんな発作を出したりするのかなとも反省したり、しかし今までにこんな社員はいなかったので困惑しています。味野医院には今迄に何人か社員を受診するよう紹介したことが有るのですが、彼の場合は、他所の心療内科に既に受診しており、「うつ病」と診断されております。こんなうつ病がありかよ!と素人的に思っている私です。味野医院での予約を取らせても良いでしょうか?

お答えします

何例かご紹介して下さっているとのこと、有難うございます。こういうお声を頂けることが、また決意を新たに診療できる元気の源でございます。復帰できる方、部署の変更を要す方、はたまた退職に至った方など色々だろうと存じますが、職場のメンタルヘルスについて日頃より管理職の方には良い御縁をいただいていることに感謝申し上げます。職場も精神科医師も国も、「大切な宝である人材が、精神疾患により社会的に生産性を損なってしまうことを何とか阻止したい」と言う、同じ方向を見ております。

まず他所の医療機関にてすでに診療を受けている方につきましては、基本的に、気軽な転医は受け付けておりません。また、私どもが、セカンドオピニョンをさせて貰えるほどの立派な医者だとは考えておりません。

この30歳の男性がたとえ「うつ病と言われた。」と会社上司におっしゃられたとしても、それが診断名「うつ病」かどうかは分かりません。そしてまた、彼が嘘をついているのでもないと思うのです。ではどうしてそのような診断情報が伝わるのでしょうか?

例えば「不安障害・パニック障害から来る二次的なうつ状態」にあるとか、「向いていない職種に就いたり、対人関係に失敗しての適応障害から来る緊張の連続でうつ状態」になっている場合なども、「うつ状態になっておられますね。」と言う説明を医師から受けていることが有ろうかと思います。ひょっとしたら、医師の長い説明のごく一部しか理解できずに、会社に報告されたのかも知れません。

さて、軽度の発達障害の方が(軽度というところがミソです。軽度なので過去に診断などついていることは無く、学生時代に問題視されていることも無いことも多いです)就職して初めて困難に見舞われます。あまりに不向きな職種に就いたためにその人の弱点が露呈する場合が多いです。学校のテストはできたのになぜこんなこともできないのだ?と本人は周囲以上に悩むことになります。対人関係能力不足や情報処理・管理能力不足、必要な報告・連絡・相談・質問がうまく出来ない人もいます。長い指示の聞き間違いや理解のちょっとした感違いが大きな仕事上のミスの原因になっていることもあります。叱責を受けてなくても、軽症であればあるだけ本人は失敗を自覚しております。なんで自分はこんなだろうかと情けない思いをし続けて「うつ状態」になることも多くあるのではないでしょうか。

ましてや上司から大声で怒鳴られ、机などバンバン叩かれ、機関銃のように失敗をあげつらわれては、一層頭に大切なことが入って来にくくなる一方です。注意の集中力の弱さや持久力のの悪さがあると、話を聞き取りメモに簡潔にまとめる作業も苦手となります。、自信欠乏、過緊張から逃げ腰になれば出社拒否や、最終的にうつ状態」になっている、ということもあるかも知れません。上司の方も、またこいつ話を聞いていないんだろうな、と睨み付けているので、部下は益々ガチガチになってしまう・・・と言う悪循環で職場は地獄となってしまいます。

いずれの場合にいたしましても、味野医院はもちろんですが、他所の精神科も、患者さん本人が望まれたら、「上司が受診に同行され、上司の注意すべき点、配慮できればしてほしい点など」をお話させていただくことが出来ます。良い上司の対応は、これから将来有る若者の救いになるかもしれません。また、若者にとって、全く不向きな職場であったとしたら、転職も一緒に考えて差し上げることも大切かと考えます。

過去のQ&Aにつきましてもご参照ください。

「上司関連」はQ23,70,77,78

「教師関連」はQ25,26,54,72,73

「ナース関連」はQ54

「ADHD関連」はQ22,23,31,32,33,70,77,78,79,88

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